金沢大学先端科学・社会共創推進機構

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119.自助の精神でニューエリートに

- 天は自ら助けるものを助ける -

 前回、「ニューエリート」を目指すで、「オールドエリート時代からの脱皮」の中で、中西経団連会長から、「就活指針の廃止表明」なる記事を紹介しました。このように、すでに現在は大会社に属する「ニューエリート」のほうから、対策が出始めています。ところがやはりと言うべきか、「就活、21年卒は6月継続経団連ルールは廃止」というニュースが2018年9月21日の日経電子版に載っていました。現行のルールを変えると、これまで準備してきた学生の負担や影響が大きい、現行の日程で行くしかないというのがその理由のようです。いまや「2027年、米国ではフリーランスが起業雇用者を上回る」と書かれるような時代です。注1) グローバル化の進んでいる現在、こんなことを言っていては間に合いません。国の立場で考えるとそうなるのであれば、個人の立場で日本を改善に役立つ方法は無いのか考えてみました。その時ふっと、昔のことが頭によみがえってきました。

昔の農村

 それは約60年前、故郷の田舎にある親戚を訪ねた時の経験です。家から親戚に行くには一日に何回か運行しているバスを使うか、1.5 時間以上かけて歩いていくか自転車で行くのが普通でした(自家用車はまだ普及していませんでした)。バスを降りてからも親戚の家まで10分以上歩く必要がありました。私が歩いていると、道の周りで畑の手入れをしている人が、仕事を中止して私の歩いている様子を見ておりました。私の持ち物や歩き方 を見、危険がなさそうと感ずると、仕事は再開です。このスタイルは、親戚の家に着くまで何人かに見られました。普段合ったことがない人が通ると、こうして観察するわけです。親戚の家に着くと、ドアには鍵はかかっておらず、門もドアも開いたままです。土間には農機具が置いてあり、汲み取り便所にもすぐ行けるようになっていました。そのまま土間に入っても声をかけるまで誰も出てきません。大声で「こんにちは」とあいさつすると留守をしている人が出てきて、大 部屋に入れてもらえるといった 感じです。大部屋の中には大きな囲炉裏があり、奥には仏壇がありました。他に置いてあるものは座布団と食器くらいでがらんとしていました。こんな状況では、泥棒も入る気にならないのは当然です。そのうえ自動車も普及していない時代ですから、持ち出すために手に持って歩けば、先ほど私を見ていた人に見つかってしまいます。行きと帰りで荷物が違えば疑われます。これでは泥棒も仕事になりません。家の門が開いているのも納得できました。

 この時代は日本の農業・漁業に従事していた人は、40%弱でした。それが今では5%を切る時代となっています。第2次産業の発達が未熟であった明治初期はもっと農業・漁業に従事していた人多くが出稼ぎと称して都会出かけ第2次産業に従事し、資本主義のルールで働きそれが習慣となりました。その後1970年ごろをピークに第二次産業は減少の時代となって来て。今や第3次産業が、労働者数についても産業構造についても1位となっています。注2) このため、今の日本では当時の農村文化はすたれ、安心して生活するのは難しくなっています。

ニューエリートの育成

 その昔このような、平和な農村文化が育ったのは、江戸時代や明治の初めの文化を受け継いだ人々が、明治や昭和のイノベーションを行いうまく「オールドエリート」時代の欧米諸国に追い付いたのではないかと考え、古い日本の習慣のもとで日本を再興した方法を調べました。その時、イギリス人のサミュエル・スマイルズが1858年に出版した"Self-Help, with Illustrations of Character and Conduct"を中村正直 が1871年に翻訳した「西国立志編」の現代語訳を見つけました。 原本(Self-Help)が書かれた時代の英国は世界最強の国であり、それを支えた自助の精神を持ったイギリス国民の事例を纏めた本です。「現代語訳 西国立志論」は、中村正直の心意気も組み込んだ翻訳本のそのまた翻訳(現代語訳本)です。英語の原本に近い翻訳を見たい人は、スマイルズ・久保訳「新・完訳 自助論」をご覧ください。

 およそ150年前に書かれた「西国立志編」はベストセラーとなり、およそ100万冊も売れたそうですから、日本の古い文化と融合して私の故郷の農村にまで広がっていたのかもしれません。と いうことで明治初期の①「自助精神」の時代から②「オールドエリート」の時代を経てどうやって③「ニューエリート」の時代に持っていくかをまとめたのが、「図表1の自助の精神でニューエリート」です。

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図表1 自助の精神でニューエリート
出典 『2025年の「ニューエリート」像』,グジバ チ,「2025大予測」_Associe最終号,p24
    「西国立志編」,S・スマイルズ・中村正直, PHP新書,2013を参考に作成
 

 図表1にあるように、「自助精神」、「オールドエリート」、「ニューエリート」の3つを並べてみると、明治時代や戦後の日本の復興期に は①の文化経験を持つ人が、当時西欧で行われていたことを学び必死に働いていたことが分かります。製造業でいえば、作りたい製品はすでにあるわけです、製品を輸入し、分解し、それを見ながらの設計図を作成します。それを参考に自社にある工作機械の機能や性能を考慮しながら設計し、より良い製品(性能が高い・もしくは安い)の試作品を作成するわけです。その後はPDCAに代表される作業を必死にやって良い製品へとレベルアップしていました。

 その結果が1970年代以降、主に欧米の世界で言われたような「Japan as No.1」の成果を生み出しました。

 アメリカを中心とした欧米社会は、日本方式もとりこみながら、モノづくりに加え金融やサービスを中心とした社会に移行し始めそれも行き詰まり、今やIoT技術を取り入れたサービス産業を中心とした新しい社会を作り始めました。これが③のニューエリートの社会です。

 しかし、依然として製造業中心の日本は、コスト低減のために部品等の製造機能を東南アジアに移行しながら、高品質商品の開発に注力して、生産方法の改善や特許管理をベースに高品質化を図りましたが、いくつかの製造業はすでに苦戦をしています。その間に欧米は、ニューリーダーがあらわれ、ベンチャー企業が急速に大企業になる時代を迎えました。 こうして、新時代に対応する産業構造を作ることに出遅れた日本の産業やそれにまつわる人々のなかには、事実を正確に発表しないで、計画成果が達成されたと発表するまで人があらわれました。すなわち、時には虚偽報告の入れ込みも強制する「忖度」文化を取り込んだような人もいるオールドリーダーの全盛の時代を継続しつづけました。

 これではいけません。出遅れてはいますが、明治や戦後の日本の成功を見習ってでも、IT時代、グローバル時代にあった、ニューリーダー の時 代を築かなくてはなりません。しかしながら②の「オールドエリート」時代の成功経験のシミこんだ日本の社会では、就活の例にあるように、経団連の会長を もってしても、うまくいかないのです。もはや②のオールドリーダーが属する大企業や公的機関に頼ることはできません。幸いにも日本には①自助の精神があり、これと②のオールドリーダーの仕組みで世界に追い付いた経験もあります。同様な方法で、今一度取り汲めば再起できるかもしれません。まずは①の自助の精神とはどんなものだったのをまとめました。

「自助論」とは

 図表1の「自助精神」をやさしく解説しているのがサウンド・スマイルズ著、知的生き方文庫,三笠書房,竹内弘訳の「自助論」です。この本は、原著者の書いた「Self-Help」から今の英国の事例から日本人には理解が難しいところは削除した翻訳書です。このため章立ても少なくなっており、非常に読みやすいのが特徴です。およそ次のように言っています。

 「政治がどんなに高い理想を掲げても、国民がそれについていけなければ、政治は国民のレベルにまで下げられる。逆に、国民が優秀であれば、いくらひどい政治でもいつの日か国民のレベルまで引き上げられる。」

ということで、「自助とは、他人や国に頼らないで勤勉に働き、自分で自分の運命を切り開くことであり、国をよくするのはそこに住む人間の責任であり、活動である」としています。

 さらに人生の最高の目的は、「人格を鍛えあげ、可能な限り心身を発展向上させていくこと」である。

 世間・社会は、考えるにとどまらずそこで実践もできる学校である。そこにはものを言わない無数の手本がある。たとえば、現在の苦難は過去の行動が起こした結果の一つである。この「問題を自分の目の前に広げてじっと見守り問題を発見する。発生した問題を、今まで知らなかったことを知る(学ぶ)機会と考え、現状をよく調べて対処し、「成長」の糧とする。それを自分の力を信頼し、旺盛な活力(向学心)と不屈の決意を持っておこなえば、何とかなる。こうして高い「知的素養」が仕事を通して生まれる。

 事態を知り、自制心をもって耐えるための実務能力を自ら育成するためには「注意力、勤勉、正確さ、手際のよさ、時間厳守、迅速さ」の6つが必要である。

 金は大切ではあるが、世論の先導役となり、真の成功を得て世に貢献する人間は、必ずしも金持ちとは限らない。とはいえ聖人ぶって金を軽蔑するのも正しくない。

 人間が無知やエゴイズムや悪徳の束縛から逃れられるかどうかは、ひとえにその人間の人格にかかっている。ここで、人格者とは、最高の模範的性格を持つ人間のことである。人格者はまっすぐ歩み、義を行い、心の真実を語る。自分が人格者になることともに、このような人格を持ったよき師、よき友を持つことは人生最大の宝を持つことである。 

 これは面白いと、原本の「Self-Help」に近い「新・完訳 自助論」とこれを日本に普及させるために金谷氏が翻訳した「西国立志編」の現代語訳「現代語訳 西国立志編」取り寄せ整理を始めました。図表2は3つの本の目次です。

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図表2 Self Helpと翻訳書の比較
出典 中村正直訳、「西国立志編」, 2016、久保美代子訳 「新・完訳 自助論」, 2013、
"Self-Help", https://freeditorial.com/en/books/filter-author/samuel-smiles (20180913 アクセス)
 

 図表2の各編・または各章のタイトルを見ると、「西国立志論」は自由にタイトルを変えているのに対して、「自助論」は原本を忠実に翻訳しいてるように見えます。同じ本の訳本ですから、内容はそのタイトルを実証する欧米での事例を取り上げて説明していることは同じです。当初は原本に近い「新・完訳 自助論」を中心に読んでいましたが、読む目的は「Self-Help」の著者の意図を知ることではない。明治時代の日本をどのように変えたかを知ることだったと思い直し、「現代語訳 西国立志編」をベースに整理をはじめました。

 この本の言いたいことは、第1編の中にあります。第1項はかの有名なことわざ「天は自ら助くるものを助ける」です。人に頼りきってはいけないということです。一方「他人に多くの援助をすればするほど、援助を受けた人は自分自身で頑張ろうという気持を失ってしまいます。また、上に立つものが、厳し過ぎるほど指導してしまうと、下のものは自立しようとする気持ちを持たなくなってしまいます」とも書いています。人々を抑圧する政治や法律は、人々の経済的自立を失わせしています。続いて第2項には「国家が何かをしてくれると思ってはいけない」、第3項には「政治の責任は国民にある」としています。前節に述べた竹内氏の翻訳した自助論と一致しています。

 ところが、日本では1991年のバブル崩壊、それに続くリーマンショックの時代、経営管理の重要性に気づき、組織業績評価や成果主義といった管理体制の強化が始まり、従来の家族経営といわれるような日本的特徴が失われはじめました。 そのような中で働く人たちには、業績や目標達成のためなら、不正をもいとわないという考え方が生まれはじめました。「忖度」という言葉の意味も単に「人の心を推測する」という意味から今や「相手の気を配って何か行動する」という意味にかわってしまいました。それもいい方向だけならいいのに、時には間違った行動にまで。このため、経営改善のための経営管理等の手法の導入が管理データを重視するあまり組織の硬直性を増加させ、時には間違った方向に進むのを促進してしまったようです。

 いまこそ自助の精神を再生し、新しいニューエリートの時代に進む必要があると感じます。

 次に示す「発明家」から「商人貴族」に至る各編は、実務の場すなわち労働の場が最善の教育の場であるとして、仕事のタイプごとの成功の事例を挙げています。目指している仕事のタイプがあれば、自分の場合と比較しながら、自分の場合と何が共通し何が異なっているかに気付いていただけると思います。

第2編「発明・創造により国家を富ませた偉人たち」では製造業を中心とした、発明家の例
第3編「忍耐力こそ成功の源泉である」では陶工たちの話
第5項「いかにしてチャンスをつかむか」では科学者の話
第6編「天才はどう作られるのか 芸術の分野で成功を収めた人たち」では芸術家の話
第7編「誰もが成功して偉くなることができる」商人と貴族の話

 以下の編は、すべての仕事に共通する重要項目についての事例が取り上げられています。 勤勉、忍耐、強い意志、仕事に励む、人格、金銭の使い方が重要であるということです。

第4編「勤勉な努力と忍耐が成功を生む」では努力と忍耐
第8編「意志の持つすばらしい力」ではやる気と勇気が述べられています
第9編「仕事に励むことが人格を形成する」では実務家たちに共通の事例が取り上げられています
第10編「金銭の用い方」
第11編「自分自身の力で向上することについて」

 そして最後にまとめて、これらを行うには見習う手本を持ち、人から頼られ信じてもらえることが必須であるとのべています。

第12編「従うべき手本について」
第13編「品行について、真の君子について論ず」では人格を持った紳士であること

整理すると

 この本は事例を持って説明することを狙っているため、参考にする方法を探している人には、話があちこち行きすぎると思い、書かれている各項の内容をタイプごとにまとめて、次のように整理しました。

 タイプの大分類は次の3の
情況説明(こんな状況だ)
行動項目(やるべきかやらざるべきか)
結果(こんなことになった)

 この中で、今後の活動に需要な行動項目を私なりにさらに次の12個に分類しました。

目的、自分の力、観察、熱意、忍耐、教育・学習、精神力と体、 人間関係、労働、お金、時間、行動

 その各々の分類には 独断と偏見で各項のタイトルを書きこみました。その数は、活動項目のタイトルだけでも150個以上あり全体では200個を超えることになりました。到底全部を表示することはできませんので、「図表3 西国立志編に書かれていること」にはその一部「自分の力」を表記してあります。各タイトルの頭の数字が「編」番号、- の次の数字が「項目」番号を示しています。したがって、内容別に並べなおした目次としても使えます。

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図表3 西国立志編に書かれていること
 出典 西国立志論, スマイルズ,PHP新書,2013 を参考にして作成活動項目の詳細をご覧になりたいかは、下記「表示」をクリックしてください。
表示 

「活動項目」の「自分の力」の黒字細目項はやるべき活動、赤字細目項はやってはいけない活動です。たとえば

「10-4 誰でも自分自身の力で向上できる」では、労働者が、自分自身で向上していくという強い精神を発揮すれば、 必ず自分自身の力を向上できる。他人を蹴落とすことで向上できるのではない。 すべての人間が、同等の地位に至るべく、信仰心や知識、徳高を積み重ね、 他人と一緒に向上することによって向上してくべきである。
「13-4 品行は力なり」は知恵、見識、才能や聡明さも、品行(人格)を伴わない場合は、 卑しむべきこと(非難されること)になるので、かならず品行(人格)の伴った方法で行え。
はやるべきこと

「13-32 誰のためになるかを考えてはいけない」の例に挙げられているのは「忖度」の話ではなく、善意の行動であっても、誰のためを意識してやっては いけない(ここでは誰か解らないまま、いたわしいと感じたからやった事例ととりあげている)。
はやってはいけないことです。

 この分類は、「西国立志編」を読み返すたびに修正が入り、組み合わせがグループ単位で変わることがあるので FreeMindを使って作成しました。注3) 当然です100人100様といわれる人間行動についての話ですから、出来ている分類そのものを仮設と考え、どんどん各自が本を読みなら修正せざるを得ません。本文を読みながら納得できないものは消去し、時には自分の見つけたことは追加した部分もありました。中村氏は第9編の序文に次のように書いています。
天下の道理は不変ではない昔に人が是とすることで、今の人が非とするものがある。今の人が是とするものは、必ずしも後の人が是とするとは限らない。昔の人が言わなかったことで、今の人が言い始めたことがある。今の人が言っていないことで、のちの人が言い始めることだってあるはずだ。

 イノベーターやアントレプレナーにとってはこれほどうれしい言葉は、そう多くはありません。

「学習と成長」のために

 すなわち、所詮世の中は変わるのだ。とりあえず間違っていてもよいからやりたいことをどんどん始め、問題があれば修正ということで十分と言っています。それでも次のことは守るように言っています。

日ごろから無駄に金をつかわず
世間・社会(世の中)という学校で何が起きているかよく観察し
社会から学び
社会に役立ち
自分がいいと思うことを
出来るまで勤勉にこなし
機能や期限をきちっと守り
結果が出るまでの間は我慢する  
ことだと言っています。

 言っていることはずいぶん当たり前のことです。大切なのは、事例をいろいろ書いた 本「Self-Help若しくはその翻訳本」を参考に、自分が現在やっている仕事をどうやるか「具体策」を決めて、実行することです。「図表4 学習と成長」はその助けになるように作成した記入用のマンダラ図です(FBE:Framework by Example)。

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図表4 学習と成長

 

 「図表4 学習と成長」に書かれた赤文字は「ニューエリート」の7つのキーワードです。すでに「西国立志編」をお読みになっている人は本に書かれていた事例を思い出しながら、これからお読みになる方は、本の事例を読みながら「なりたい自分」について、この図を完成してみられたらいかがでしょうか。イノベーターや自業家が目指すところもまさにこの図の右上」、「社会に役立つ事で」す。儲けるのは手段で目的は感謝・幸せです。ぴったり一致します。

 それでも、物足りないと感じられた方で福澤諭吉著の「学問のすすめ」を参考にて、図表4の描き足りないところを補足されるはいかがでしょうか。学問のすすめでは、「政府は、法律を作り、悪人を罰し、善人を守る」商売をし、「人民は政府にお金(税金)を払って法律を守ることによって、サービスを受ける」お客様であるとしています。そのために必要な「学問」を学べです。

 しかし、そんなに時間をかけられないよという人は「自助編」の最初の方に挙げた、わかりやすい本『竹内弘訳の「自助論」、知的生き方文』を読みながら 図表4を完成させることもできます。

 誰のためでもありません。自分のためです。そしてそれがお国のためにもなるのです。ぜひトライしてみてください。

 150年前に書かれた本が、今でも説得力があるというのは、不思議な感じもします。技術は進歩したが、人間の本質はあまり変わっていいないということでしょうか?聖書やイスラム経典は、2000年くらいたっても読み続けられており、 500年くらい前に作られた芸術品が今でも高値で売れているのですから、それほど不思議ではないのかもしれません。

 

注1):池田悟,『「社員の4割が副業ワーカーに"一芸社員"は「定年=失業」?』,2025大予測,、Associe最終号,日経ビジネス,p21
注2):「産業社会の変化と勤労者生活」 https: //www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/10/dl/02-1-1.pdf (20180919 アクセス)
注3):マインドマップ型ブレインストーミング・ソフトウエア https://freemind.asia/menu/(20180828 アクセス)

 

参考文献
Samuel Smiles "Self-Help, with Illustrations of Character and Conduct"、1858 https://freeditorial.com/en/books/filter-author/samuel- smiles (20180913 アクセス)
S.スマイルズ著久保美代子訳,「新・完訳 自助論」,アチーブメント株式会社、2016
S.スマイルズ著・竹内宏訳、「自助論」,知的生き方文庫、三笠書房、2002
S.スマイルズ著・中村正直訳,・金谷俊一郎新訳、「現代語訳 西国立志論」,PHP新書、2013
福澤諭吉著・斎藤孝訳、「現代語訳 学問のすすめ」、2009
 原本は 青空文庫で読むことができます。

2018/10/01

文責 瀬領 浩一