emotion
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03 トレンドリーダーからのメッセージ大切なのは、現在の自分から理想の自分までの中継地点をイメージする力 。現代の音楽シーンを刺激するプロデューサーであり、日本のクラブシーンを牽引するDJでもある中田さん。最近では、北陸新幹線金沢駅の発車予告音やリオオリンピック閉会式への楽曲提供、映画音楽など活躍のフィールドは留まるところを知らない。中田さんは、早くから音楽家としての自分を思い描き、そこに到達するまでの線をイメージし続けた。一直線で行ける人などいない。しかし、未来の自分に線を引き続ければ、ジグザグでもきっとたどり着けると中田さんは言う。音楽家・DJ・プロデューサー 中田 ヤスタカProleなかた やすたか 1980年石川県生まれ。2001年に自身のユニットCAPSULEにてデビュー。その独自の音楽性によってシーンを牽引し続けている。プロデューサーとしては、Perfume、きゃりーぱみゅぱみゅなど数々のアーティストを世に送り出した。また、世界中のアーティストから支持を受けている数少ない日本人アーティストであり、Madeon、Porter Robinson、Sophie(PC Music)など第一線で活躍中の彼らも「強くインスパイアされたアーティスト」として中田ヤスタカの名を挙げるなど、海外シーンへの影響力も大きい。国際的なセレモニーへの楽曲提供や、北陸新幹線金沢駅の発車予告音などパブリックな作品の他、ハリウッドを始めとする国内外数々の映画の楽曲制作にも携わっており、映画「スター・トレック イントゥ・ダークネス」では監督であるJ・J・エイブラムスと共同プロデュースによる劇中曲も手がけているなど、その活動の幅は多岐にわたる。近年では映画「何者」(2016)のサウンドトラック、及びに主題歌「NANIMONO(feat.米津玄師)」を発表している。

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