emotion
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06 心に響いたフレーズ、参考になったことを書こう………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………emotion noteやるからには懸命にやって、結果を出すこと。小さなコミュニティでいいから自信を持って続けること。多いですよね、本当に純粋な気持ちの発露として。これは音楽ビジネスの翳りとリンクしていて、僕が高校生のときはマニアックなことをやっていても適度に売れていたけれど、いまはそんなわけにいかないからかもしれないけれど。とにかく僕の印象は、いまの若い人たちは好きなことをやっているなと思う。一生の仕事として決めるまではたいへんなのかもしれないけれど、決めている人たちは斜に構えていない。尖ったことをやっていても、真っ直ぐだし、積極的だし、純粋だと感じます。 思うに、いまっていろんなことを同時並行的に試しやすい時代ですよね。僕も音楽だけでなく、グラフィックや映像もやったし、フォントをつくったこともある(笑)。興味のあるものはすべてやってみて、その結果、音楽がずっと残り続けているので、早くからひとつに決めなくてもいいんじゃないかという気持ちはあります。あと、自分がどういうことをやりたいか、多くの人に知ってもらうのは大事ですね。「チャンスがあればやります!」と言い続けていれば、何かあったときに「あいつ、こういうことに興味あるって言っていたよな」と思い出してもらえるから。まだ実力がないと思って静かにしていたら、永久に声はかからない。自分がそこに達している、達していないかに関係なく、興味があると伝えたらいいと思う。僕自身も「映画音楽をやりたい」と言い続けていたから、オファーがやってきたと思うから。そして、やるからには懸命にやって、結果を出すこと。小さなコミュニティでいいから自信を持って続けること。続けていれば、そのコミュニティ自体が大きくなる可能性だってあるかもしれないし、そうなれば第一人者になれるかもしれないですからね。 僕だってまだ、なりたい自分になんて到達していません。ただ、大切なのは、現在の自分から理想の自分までの中継地点をイメージする力だと思うんです。理想の自分は憧れを膨らませれば誰にでもイメージできるけれど、当然そこまでなかなか到達できない。そんな日々のなかで、その都度、点と点の間に線を引けるかどうか。その線をイメージできれば、いまやるべきことがわかる。理想の自分まで1本の直線で行けるわけがないんだから、その都度、イメージする未来の自分へ向かって線を結び続ける。ジグザグでも、きっとたどり着けます。僕が何かしらアドバイスできるとしたら、それぐらいかな。

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