金沢大学先端科学・社会共創推進機構

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金沢大学研究室見学会を開催しました

金沢大学研究室見学会を開催しました

金沢大学先端科学・イノベーション推進機構

ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー(VBL)

 金沢市役所ものづくり産業支援課様からの依頼にて、3月26日(月)金沢大学人間社会学域3号館2階会議室で「金沢大学研究室見学会~重要部品の高精度全数検査を可能にする新X線技術(残留応力測定)」と題して、地域の中小企業様への講演会と研究室の見学会を開催しました。

 講演は

1.「従来比で600倍高速な新X線技術の動向」 人間社会学域・佐々木敏彦教授

2.「日本発世界初SOIピクセル検出器を用いた金属製品品質管理システム」

ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー三井真吾博士研究員  の、二つの講演を実施しました。

 講演会終了後、工作実習棟内の佐々木研究室の説明・ご案内をいただき、工作実習棟敷地内に設置されたJR西日本鉄道より譲り受けた線路設備と架設した実験設備(写真、真ん中)を見学させていただきました。

 今回の研究室見学会は金沢大学と金沢市の「地域包括連携協定」を背景に、地域の中小企業と大学のコラボレーションによる共同研究への参画への示唆と言う地方創生施策の一環としての側面も併せ持って企画されました。

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講演会のようす        

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鉄道線路を使った実験設備のようす

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 参加された中小企業の方々も、ものづくり関連の企業が多く、金属疲労劣化は身近な課題であり、昨今の話題性から関心も高く質疑応答が活発に行われ、このようなテーマでの今後、大学との相談・アドバイスの「つながり」への期待がありました。 

 また、地元新聞社からも注目いただき、写真撮影と取材が行われました。                               

  「金沢市ものづくり支援課様」と「ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー(VBL)」が、昨年から連携しながら地域中小企業への貢献の取り組みとして企業訪問など試行錯誤している中、今回一つの成果として感じました。

              

先端科学・イノベーション推進機構
産学官地域アドバイザー 粟 正治 記