emotion
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05いままでになかった新しいフェスをつくりたい。OTONOKO[オトノコ]都市圏に行かなければなかなか観られないアーティストと出逢い、アーティストとファンやファン同士がつながっていく、そんな機会を大切にしたいとの思いから生まれたフェス。OTONOKOという名前は、2013年より主宰する人気イベントTAKENOKO!!! から、OTO=音を通じて音楽ファンとの絆を深めたいと、中田さん自身が付けた。東京に行くべきだなと思ったんですよね。 capsuleとしてメジャーデビューをしたのが2001年、21歳のときで、そこからはずっと、やりたいことをわりと自由にやっています。ポップスとか映画音楽とか、先日はリオオリンピック閉会式の音楽をつくりましたが、いろんな領域を行ったり来たりしながら仕事できるので、楽しいですよ。僕のemotionの在り処を音楽に限定していうと、「自分が100%満足できないかぎり、つくり続ける」ということかな。誰の音楽を聴いても「自分だったらこうするのに」と常に思うし、自分の好みのものを世の中に増やしたいから、つくっている。それが原動力です。あと単純に、完成されたものを聴くよりは、つくっている最中の音を聴くのが好きなんです。作品を残すという感覚はなくて、「毎週やってくる図工の時間」みたいな(笑)。スタジオで音源をつくっている時間そのものが楽しいんですよ。 音楽はスポーツと違って勝負事ではない。得点もつかないし、比較するものでもない。ただ、すごく大きな世界でなんとなくやるのではなく、小さなコミュニティでもいいから何かの象徴になるようになる存在にはなりたいなと思うんです。自分の曲だけでなく、プロデュースのときはもっとそう感じる。だから、多方面で活動してはいますが、ある期間は集中して同じことを続けるというのを意識的にしています。ジグザグでいいから線を引き続ける いまの若い人たちは、僕の時代よりみんな積極的なんじゃないのかな。将来や進路について困っている人っているの?(笑)そうは見えないけど。僕の時代は「売れたい」なんて言う人はダサいと思われていたけれど、いまは「売れたい」とストレートに言う人が
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