人と地域のWEBマガジン ISHIKAWA DRAWER

Kazuki ShimoyamaDirector

下山和希セコリ荘金沢 ディレクター

つなぎ、つむぐセコリ荘。ものづくりはいとをかし。

Person

#04

2016.08.08

お茶も飲めるセコリ荘。犀川を眺めながらゆっくり過ごすのもおすすめ。

金沢学生気質。

セコリ荘金沢の運営を行いながら、金沢文化服装学院で非常勤講師をしています。1年生にはデザイン画の描き方を、2、3年生には自分が学生の頃にファッションコンコンペに出していたアート寄りの方向と、企業に勤めてから得たリアルクローズの2つの方向で、僕なりのデザイン発想の方法を教えています。このほか、地元企業さんとの産学連携プロジェクトのコーディネートもしています。金沢の学生は…すごく真面目ですね。ちょっと控えめなところもありますが。僕は非常勤ですが、授業以外でも質問を受けていて、よくデザイン画の描き方やデザインの相談で学生さんが訪ねてくることがあります。中には、帰宅してからや休日に描いたデザイン画をメールで送ってくれる学生さんもいます。早い段階で将来の夢を見つけた学生さんの目は輝いてますね。そのような学生さんには、僕が就職に至った経緯からアドバイスさせてもらっています。

学生ゆえに。だからこそ。

学生さんは、華やかなアパレル業界で働くことを目指して入学するケースがほとんどです。でも、実際に服づくりの大変さを知り、思い描いていた世界と現実のギャップに苦労されているようです。1人暮らしを始めたり、バイトを初めて経験したり、学校の課題もあるので、時間の使い方にも悩んでいたり。だからこそ、早い段階で明確な目標を見つけてほしいと思います。どんなに忙しくても、苦しくても目標達成のために突き進んでほしい。授業の中では、学生の間にしかできないことも伝えていくことができればと思っています。

「セコリ」とは、パターンメイクの方式の名前だそうです。

出てみよう。出会ってみよう。

学生のみなさんには、もっと外の世界に目を向けてもらいたいです。というのも、評価を学外にも求めてほしいのです。学校内でいくら成績が良かったり、先生がほめてくれていたっていうのは、あまり実にならないというか。僕は学生時代に作った作品はブログに載せて、一般の人に売っていたりもしてたんですけど、実際に使う人に感想をもらうことって大切だと思うんですよね。あとは…、学生が外部の人と話す機会が少ないのかもしれないですね。つながる場所。先日、セコリ荘に県外の学生さんが来てくれて、地元の学生さんと楽しそうに交流するシーンがありました。人と人を繋いで、新しいことが生まれる場所としても、「セコリ荘金沢」を育てていきたいと考えています。

プロフィール

セコリ荘金沢 ディレクター 下山和希

 

1988年、宮城県出身。大学進学を機に上京し、縫製やデザインを学ぶ。卒業後はアパレルメーカーに就職。大学のクラスメートだった宮浦晋哉さんが代表を務める「セコリ荘」の立ち上げに関わり、第2の拠点づくりのために金沢に移住。2015年10月、「セコリ荘金沢」をオープン。北陸産地の取材活動を行うほか、金沢文化服装学院で非常勤講師も務めています。

読了おめでとうございます :-D 

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