いよいよこのシリーズは最後となりました。
これまでに書いてきたことを元に、今後の日本では、起業による今後の対応が重要になってきたことを纏めました。
戦後の日本のGDPの推移は「図表1 名目GDPとGDP成長率の推移」のように大きく変化しています。
この図にある高度経済成長期(1954~1973年)に生まれたかたは現在52~71歳となっていらっしゃいますが、幼少期に培った考え方やスキルが、現在の業務に活かされがちです。
GDP成長率がおよそ15%だった高度経済成長期の日本は産業の中でも製造業の力が強く、私もそうでしたが会社で長時間働く人も多かったのです。現在はまだそのころお生まれになった人が会社の要職に就いていらっしゃいます。例えば政治家の平均年齢は衆議院54歳・参議院は57歳です。
ということで、過去の高度成長期のやり方を思い起こし、新しい時代はどうあるべきかを考え、将来志向の計画を作り、顧客視点から学生起業として実行してみませんかというのが、「図表2 大学発起業家の顧客志向」に書いた今回の提案です。
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図表2 大学発起業家の顧客志向
ここでは、顧客となっていますが、顧客に対する対応が整ったら、発注も考慮してステークホルダー対策に範囲を広げればさらにスムーズな運用ができるかと思います。
ということでこのあとは以下のようなことを進めます。
まずは過去の成功事例としては松下幸之助氏の例をとりあげます。
出典:松下 幸之助 著「人間としての成功」1994/02/15(PHP文庫)
松下 幸之助 氏の生涯履歴は下記の通りで、私よりほぼ半世紀前にお生まれになった方です、
松下 幸之助 氏の生涯履歴
1894年1月17日 生まれる
1918年 松下電機器具製作所 創業
1935年 株式会社組織に改め 松下電機産業に改称
1946年 PHP研究所を創設
1979年 松下政経を設立
1989年 94歳で死亡
私は小学生のころ、私でも使える松下電機の新しい家庭用電気製品が発表された時には、その使い方を教えてもらいながら使い回しながら楽しんでいたのを思い出します。
値打ちを知る
日本は、これまでは工業国、貿易国として発展してきました。けれども日本には生産に活動を除けば、地下資源にしろ、原材料にしろ、他国に対して誇れるようなものはほとんどありませんでした。そのため生産のための原材料の多くは外国から買い入れて加工して、それをどこかに買ってもらう必要がありました。戦後日本の発展期には原材料を売ってくれる国、製品を買ってくれる国があったから、成功裏に収めることができました。これを、日本人が立派な技術を持ち、よく働くからここまで成長したのだのだといった具合に自らの力を誇示し、成長できるのが当たり前と考えていていました。
ところが、トランプ関税や、中国からの魚の輸入禁止・部品輸入中止のようなことが行われ、それを日本が成長できない原因だと考える現代の日本国家は、打つ手が無くなってしまったわけです。
起業においても同様なことが起こるわけですから、まずは地震発生時の緊急事故対策のようなこと考慮しておく必要が有るわけです。
このような対策の例が前回このシリーズの「今こそ交換様式時代」の最後に書いた昭和4年(1929年)の政府の引き締で売れ行きが半減した時の松下電機の危機対策です。そこでは全社をあげてのステークホルダー対策の一つとし「給与は1日分払うから全員休日も廃止し、ストック製品の販売に努力することにより、在庫を2ヵ月で全部売り尽くし、生産を開始できるようにできたわけです。すなわち生産活動に加え販売活動に力を入れたのです。
ただこのようなことが成功したのは、松下幸之助の業界の現状把握力と、社員のトップへの信頼があったからです。
一方、今回参照している松下 幸之助 氏の「人間としての成功」の本では、このようなことに対する対応を考える時の心構えについてこの本の「第2章 人間としての役割について」・「第3章 ともに生きるために」・「第4章 自主独立の精神・「第5章 日に新たな成長を」に続いて「第6章 豊かな心」では次のようなことが書かれています。
あやまちを許す
罪を憎んで人は憎まず 過ちとして対応しよう
誠意あればこそ
この次はどうしようと取り組んでいる人は 社会でも個人生活でも豊かになる
徹底した責任感
自分の責任は何かを考える
運命を生かす
生まれた時に与えられた運命とのギャップは、自己責任でうめる
率直な心になる
常に自分を振り返り、一つの見方にとらわれることなく率直な心で活動する
これはまさに学生起業にも必要なことです。この本を読んで自分の心構えを見直してみませんか。
第1章で、松下 幸之助 氏の本「人間としての成功」をおすすめしましたが、今回はなぜ本をお勧めしたのかをまとめました。
この時参考にしたのは、鈴木 健二 著「今、読書が日本人を救う」2004/10/10(グラフ社)です。この本は、鈴木氏が子供の時代から現在に至るまでの、本とどのように付き合ってきたから何を得たのかを纏めたものです。
鈴木氏は自分が10歳から17歳に至るまでの間(ほぼ学生時代)に出会った人生を変えた本について次のようにまとめています。
10歳ころは購読本や落語全集
12歳のころ百科事典は「読む本」
14歳のころは自分の心の赴くままに繰り返し読む
16歳のころには終戦によって宗教に触れた
17歳のころ「天と地と自己に敬虔(けいけん)であれ」を読んだ
「第2の人生」とう言葉は嫌いと書いています。お釈迦様の「生老病死」は「生」「老」「病」「死」と4つの悩みのように感じますが、肝心なのは「生」で「老」「病」は「生」の付属品と思います。「昨日」の結果は何日後・何月後・何年か後に現れてくる場合が多い。読書はその思いでのきっかけをつくってくれる効果をもっています。
戦争時代の天皇のため国のために死ぬのが最高の生き方から、生きるために自分で目的をつかめの時代へと180度の大転換をさせられたのです。
このために人間は「天」「地」「自己」3つの敬虔(けいけん)を待たなくてはいけない。
注)敬虔とは神仏などを深くうやまいつつしむさま。
「自己への敬虔」に関係のあった本は阿部 次郎 氏の「三太郎の日記」です。
読書する理由は、本を通して作家の人となりに出会うためです。
第2次世界大戦時代は軍事活動の発表には、官僚、大学での戦争状況に関する活動制限があり、表立った批判が許されていなかった時代でした。現在は今もテレビやマスコミには同様の傾向があり、政治家の批判をそれほど言わない時代となっているような気がします。この章では、マスコミや作家の人となりに出会い本の上で相談することです。第1章の本もそのようなつもり読んでいただければと思います。
2004年4月2日(平成16年)、「太宰の宿 ふかうら文学館」が完成し、鈴木氏は式典に招かれました。4カ月ほど前まで、青森県立図書館と近代文学館の館長として運営に当たっており、久しぶりの津軽への旅でした。
日本でテレビが始まった昭和28年からまもなく、言葉は「真実そのものより、真実らしいことのほうが、遙かに真実である」です。
事実のもう一つ奥がわかるのが本
昭和の日本でテレビが始まったのが1953年、当時アメリカ製のドキュメンタリーの7分の番組「ポンペイの遺産」ではポンペイの歴史、栄華、失われた悲しみを見事に表現していました。白黒の「ポンペイの遺跡」では倒れた像の兵士が語る形のナレーションに合わせて、カメラは1秒の休みもなく遺跡の上を歩くのです。写されているのは神殿の真実そのものですが、これがそうですと言う見物的興味しかわかないのです。アレキサンドトス大王の師であったアリストテレスの言葉「真実そのものより、真実らしいことの方が遥かに真実である」を実感しました。
テレビは真実を伝えづらいというのが、当時の日本の状況でした(たとえば天皇陛下や、戦争状況について)。
読書は良い人間になるための作業
いつどこで本を読んだか人から聞いたのかはっきりした記憶はないが、20歳前後、演劇で本を音読して楽しんだのは間違いありません。
「私は嫌いな人間に出会ったことがありません」というのが大切な処世術のひとつです。
子供は本を読みたがり、また読んで聞かせもらいたがっているのです
本離れが家庭内や行内の暴力を生んでいる
読者が不登校や引きこもりを救う
本がなければ生きていけない
ここでは本を読み続けるために次のようなことをやってみようと提案しています。
本の読み聞かせ支援センターを作ろう
声を出して本を読む楽しさを知ろう
読み聞かせを胎児のうちから始めよう
朗読のほんとの技術は イメージを伝えること
どんな本を選べばいいのか検討する
本が本を呼び、さらにまた呼ぶ連鎖反応に期待する
子から本を離したら生きていけない時代が来たのです、頑張って読んであげましょう。
この本の著者は近年始まったテレビやその後のIT技術に振り回されている現状に不安を感じ、著者の言いたいことが正確に伝えることができる本の方を薦めています。
テレビを見るより本を読むことの方が手間はかかりますが、より正確に記事を理解することに苦しんだとしても、実行してからあやまちを犯すことを少なくするためには、自分の理解度に合わせて何度も読める"本"のほうを勧めているわけです。確かに実行してからやり直すより、事前の検討がやりやすい本の方が上手く使えそうです。テレビやオンラインの情報でこれは良さそうと思ったプロジェクト始める時は、事前に何か関係のある本を見付けて、行動を始める前に確認や修正を行うことをお勧めします。
こうして、やりたいことの概要が決まったら、それをどのように行うかを決めるために使うのが「ナッジ理論」です。
ナッジ理論を有効活用するためには、まず、どのような場面で人の認知バイアス(直感や経験、先入観などにより非合理的な判断をしてしまう心理現象)が発生しているのかを把握する必要があります。
以下は、ナッジ理論が機能しやすいとされている代表的な場面です。
・情報が多すぎたり、複雑すぎたりして選択が困難な場合(例:保険やローンの契約 など)
・選択の結果がイメージできない場合(例:写真の無い商品説明 など)
・選択の結果がすぐに表れない場合(例:ダイエットや筋トレ など)
・フィードバックが乏しい場合(例:ドア閉め忘れ防止アラーム機能のない冷蔵庫 など)
これらは「適切な意思決定が阻害されている状況」や「行動を変えるきっかけを見つけにくい状況」に陥っているためです。そのため、ナッジを活用したアプローチで、望ましい方向へと行動変容を促す余地があるでしょう。
ナッジ理論を活用するうえで把握しておくべき行動特性や心理現象
ナッジ施策を効果的に機能させるためには、対象者の行動パターンや思考傾向への理解が不可欠です。以下の表にある人の行動特性や心理現象を踏まえて、対象者の内発的動機に結びつくような施策の立案を目指するとよいでしょう
以下の項目はナッジ施策で注意すべき行動特性や心理現象の例
・現在在志向バイアス
・双曲割引
・損失回避
・社会的選考
・現状維持バイアス
・選択的注意
・選択肢過多
・メンタルアカウンティグ
・サンクスコスト効果
・アンカリング効果
・同調効果
ナッジ施策の注意点やデメリットとは?
ナッジを提唱したリチャード・セイラー教授とキャス・サンスティーン教授は、ナッジの基礎となる概念として、リバタリアニズム※1とパターナリズム※2を組み合わせて考える「リバタリアン・パターナリズム」を提唱しています。リバタリアン・パターナリズムとは、"選択の自由が確保されつつも、より良いとされる行動や選択へ誘導していく"という考え方です。
注)※1 リバタリアニズム:自由至上主義。選択は個人の自由に委ねることを第一とする考え方。
※2 パターナリズム:父権主義。個人の選択に、強い立場の存在(社会や政府など)が介入すべきとする考え方。
リバタリアン・パターナリズムが考慮されず、対象者にとって望ましくない選択肢へと誘導・強制する悪いナッジは、スラッジとも呼ばれています。例えば「サブスクリプションサービスの解約に複雑な手続きが必要な場合」や、「会員サービスの高額有料オプションがオプトアウト式(不要の意思を示さなければ自動的に加入した状態になる)の選択肢になっている場合」などは、スラッジになっている恐れがあります。人の行動特性を悪用し、対象者にとって不利な行動を誘導するスラッジは、消費者にリスクを及ぼす行いとして、社会的に対策が進むケースもあります。
2022年4月に改正された個人情報保護法で、個人情報の第三者提供に関するオプトアウト規定が厳格化されたのも一例でしょう。
つまりスラッジには、法的な制裁や、社会的な信用失墜を引き起こす危険性があるのです。ナッジを活用する際は、スラッジに陥らないように高い倫理観を持ち、対象者の利益を損なわない施策を検討するように心がけましょう。
ナッジ活用を支えるITツール
ナッジ理論をビジネスで応用するには、解決したい問題を特定し、検証を重ねて効果を見極めていく必要があります。そのため、判断材料となるデータの収集と分析は、ナッジ活用の重要課題と言えます。
最新 IT ツールは、データ収集と分析の高度化と、ナッジ実施プロセスの効率化に貢献します。例えば、施設に IoT センサーを設置すれば、人やモノに関する"動線"や"行動"のデータを高精度に収集できます。AI を用いれば、画像や動画などの非構造化データを含む多種多様なデータの分析が可能です。同時に、BI ツールを導入すると、データの可視化が効率的になり、効果検証プロセスを加速できるでしょう。そのほか、施策を実施する現場では「IoT デバイスによる作業状況の可視化と行動サポート」や「SFA によるパーソナライズ化した顧客コミュニケーション」なども実現しています。
ただし、蓄積したビッグデータを効果的に活用するためには、技術とノウハウが不可欠となります。「目的を達成するためにはどのようなデータが必要か」「どのような環境を整えればデータの収集・分析・運用が可能か」「セキュリティ対策をどのように講じる必要があるか」などのクリアすべき難題があるからです。データ活用の方法を誤らないためにも、データに精通した専門家とのパートナーシップや共創を検討すると良いでしょう。
ナッジのまとめ
これらをまとめると人の行動特性を活かして行動変容を促すナッジ施策は、行政の現場を中心に応用されてきました。ナッジ施策は、低コストで効果が期待できるため、ビジネスシーンでの活用も進んでいます。そうしたナッジ理論の実践を支えているのが、最新ITツールによるデータ活用の高度化と効率化です。高い価値観を持ちつつ、効果的なナッジ施策を展開するためにも、データに地検のある専門家と協力体制を築いてみてはいかでしょうか。
この記事を提供している「NECソリューションイノベータ」ってどんな会社?
NECグループの社会価値創造を ICT で担う中核会社。10,000人を超えるシステムエンジニア・ソフトウェア技術者を擁する国内最大規模のシステムインテグレータとして、高いシステム実装力が強みです。大規模システム構築・運用力、幅広い業種・業務ノウハウ、基盤技術・デジタル技術を組み合わせる技術デザイン力で、全国のお客様に SI・サービスを提供し、お客様の課題解決や事業成長、社会課題解決に貢献しています。
NECソリューションイノベータの企業情報はこちら
NECソリューションイノベータ ホーム>ビジネスコラムトップ>ナッジとは?理論の意味や効果、事例をわかりやすく解説(https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/sp/contents/column/20230519_nudge.html)
「ナッジ」推進のための計画とチェクリスト 6W2Hを「ナッジ」に生かす
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図表3 6W2Hを「ナッジ」に生かす
エルメスとは、1837年にフランス・パリで創業された高級ファッションブランドです。最初は馬具工房としてスタートし、後にバッグやスカーフ、ジュエリーなど多様なアイテムを展開するようになりました。特に「バーキン」や「ケリー」といったバッグは非常に人気があり、世界中で愛用されています。エルメスはその卓越した職人技と高品質な素材でエルメスは開業以来、フランスでファミリービジネスを展開してきました。
・創業は1837年にティエリ・エルメス氏がパリのランバー通りに、高級馬具製造のアトリエひらく
・二代目は1880年にシャルル・エルメル氏が工房をサントレーレ24番地に移転した
・20世紀になり自動車の大量資産に入ると三代目はエミール・モーリス氏が馬車の市場が減っていくと危機感を抱いていた
当時は多くの中小企業が大企業に吸収されるか、閉業となる状況でした。このような中でエルメスはそのために優れた技術を持った職人を活かして家業を続けていくために「その土地で売れるいいものをつくるという発想」でバッグやトランクを商品に追加しました。
そのようなことがスムーズにできるようにそれぞれの土地にあわせて「言葉は現地の言葉で、社長は現地の人で」という方針で、それぞれの土地の良さを生かすのです。
日本におけるビジネスの展開においては、日本とフランス、双方の良さを知りつつ、
企業の文化をきちんと伝えられる人物(斎藤峰明)氏が1998年にジャポン社の社長になり、ラグジュアリーブランドとしての地位を確立しています。
小売ビジネスを把握していることが条件
エルメスの商品分野は多岐にわたる。
革製品および馬具、アパレルおよびアクセサリー、シルクおよびテキスタイル、その他が大まかな領域。
「最高品質の製品を作ること」から「最大の利益を揚げること」にとって代わられた。
縦割りだと部門間の弊害が発生するので、客とできるだけ近い距離で物作りをする。
エルメスのバックは、1個1個、どこのアトリエで作ったのかわかるようになっている。
職人の名前が分かる記号、アトリエを指すアルファベット、作った年月を記載した数字がひとつひとつのバックに刻印される。というような仕組みがとられています。
更に職人は1つの製品の製造は商品ごとに1人で行うことにしているため、商品の不備が発生してもその製造者に連絡をとれるので、素早く対応ができ、その後の生産の改善にも役立てることが出来ます。それだけでなくお客様は、商品を作った人から買ったような気がします。こうなると会社が売っているというより職人さんから買っているように感じるようです。買った人の満足感は向上するでしょうし、職人さんの生き甲斐も上昇すると思います。会社はその手助けをしているわけです。
エルメスと言う会社の特徴
<マネジメント>
社長は現地の人で職人が尊重されている 階級区分でなく役割分担
ディテールから見方を変える 謙虚じゃないと感動できない
エルメスという会社は以下のような会社です
<宣伝>
エルメスの凄さの伝え方 社員の職人の前で行った3時間の演説
ライバルは虎屋 職人のモノ作りの現場を見る研修
エルメスはブランドか 量の拡大を目的としたブランド
ライセンス・ビジネスは手がけない 大きくなっても太ってはいけない
<教育・研修>
見方を変える 買ってもらえなくても喜んで貰う 世界中から社員が集まって行うセミナ
職人に求められる創意工夫 世界をめぐる職人の研修
マーケティングをやっている会社ではない
<生産方式>
分業でなく一人の職人が製品の完成まで担当する
職人に求められる創意工夫 世界をめぐる職人の研修
客と近い距離でモノ作りをする
<価格>
価値に見合った価格 使って価値を得る"実用品"
<販売>
買ってもらえなくても喜んでもらう
喜んでもらえたことは、チーム人で共有し、今後の進め方の参考にする
<サービス>
商品やサービスも変更可で 進出する国にあわせる マルチローカル主義
新しい時代の価値観
としては以下のようなことを重視する
1.「流行に終わらない創造」に挑む
2.「生業(なりわい)」を貫いていく
3.「使う豊かさ」を提案する
4.価値と価格のバランスをとる
5.「精神的な価値やストーリー」を伝える
6.「インテリジェントな消費」に答える
7.「ライフスタイル」を提案する
8.定量の中で質を追求する
ただ最近は、欧米の経済は閉塞状態になり、トランプ大統領のように、これまでの経済のルールを変えることが始まっているようです。エルメスもこれまで商品ではやっていけないようになり、新商品に取り込んで成長してきたわけです。
いまはまさに変化の時代の到来です。
今回は私がこれまでやってきた経験をもとにこれから学生起業を行なうなら、このようにやりたいということを以下の4つの本を参考にしてまとめました。
1.松下 幸之助 氏の「人間としての成功」では第二次世界大戦語の日本の製造業の代表もいえる松下幸之助の業界の変動に対する対応です応報方法です
2.「今、読書が日本人を救う」では、事業をやりたいが、どのような事業をどのようにやったら良いのかわからない時には、いろいろの情報源を探るときには、テレビ、人の話や評判より、本を読んでアイデアをまとめるのが良い。
3.「できる実践行動哲学 ナッジを使ってよりよい意思決定を実現」では、物事を決める時の情報の整理を行い自分の結論を導く方法についてまとめました。
4.「エスプリ志向 エルメス本社副社長齋藤峰明が語る」では、事業を行う組織の構築事例をまとめました。
皆さんもこれまでの経験をベースにこのような情報をまとめて自分の今後の起業計画を作成のための準備をやってみませんか。
起業準備資料もまた変化への対応ということで、状況に応じて変更が必要になるとは思います。それもまたこれからの時代への対応というこということですから変更対応時には失敗だったとがっかりするのではなく、更に次のステップに進むのだと元気にい起業に挑戦するようにしましょう。(笑)
今までは終戦後の製造業を中心とした事業の成功体験を生かし事業を行ってきたように思いますこれからは将来の成功を狙い、AIや宇宙空間を生かした時代に対応する変革を基に将来を生きる時代になるかもしれません。スマートフォンや個人間の付き合いに慣れた学生さんが次世代の担い手となりそうですから、学生起業に従事しながら新時代の活動を行う時代のようです。若い学生さんよろしくお願いいたします。
参考文献
「名目GDPとGDP成長率の推移」内閣府国民経済計画
瀬領浩一「173.今こそ交換様式の時代」
瀬領浩一「172.宇宙時代への対応」
松下 幸之助 著「人間としての成功」1994/02/15(PHP文庫)
鈴木 健二 著「今、読書が日本人を救う 鈴木健二の『読書のすすめ』」2004/10/10(グラフ社)
大竹 文雄 著「できる実践行動哲学 ナッジを使ってよりよい意思決定を実現」2024/5/29 (東京書籍)
川島 蓉子 著「エスプリ思考 エルメス本社副社長、齋藤峰明が語る」2013/04/20(新潮社)
阿部 次郎 著「三太郎の日記 : 合本」1918年初版(岩波書店)
NEC ソリューションイノベーター ナッジとは? 理論の意味や効果、事例をわかりやすく解説 (https://www.nec-olutioninnovators.co.jp/sp/contents/column/20230519_nudge.html)(2025/12/16 アクセス)
2025/12/16
文責 瀬領 浩一