2025年2月10日、能登学舎篠田, 中村, 山下が東京藝術大学芸術未来研究場 ケア&コミュニケーション領域の藤原旅人特任助教を訪問し、Diversity on the Arts Projects(通称:DOOR)についてお話をお伺うとともに、地域との交流拠点、芸術未来研究場を視察しました。今年度の能登里山里海SDGsマイスタープログラムにおいては、同大学よりアートやケア(福祉)の考え方を復興に生かして行けるリーダーの育成に多大なご協力を頂いたところです。

DOORは、同大学の学生と多分野の社会人が1年間一緒に、「ケアとアート」の関わりを学ぶ、というユニークな履修証明プログラムです。(2025年度の募集定員は120名。)学びの軸としているのは、現代の社会に生きづらさを感じている当事者や関わりを持つ実践者・表現者と対話し、アートと福祉をより広い視野で捉え直すことです。最近では、企業や職場でダイバーシティの理解や促進に取り組んでいる社会人も多く受講しているそうです。
(DOORウェブサイト:https://door.geidai.ac.jp/)


翌11日は、DOORの受講生による 『ドキュメンタリー映像演習 学外上映会「お寺がある 〜私たちと僧侶たちの交換日記(ドキュメンタリー)〜」』を観賞させて頂きました。今期は “お寺”(ご住職)を主人公とする、という課題で5チームが5つのお寺のドキュメンタリーを制作しました。映像技術、ストーリー、お寺やご住職の個性などが全く異なる作品に引き込まれ、改めてアートが持つダイバーシティと無限の可能性を感じずにはいられませんでした。
(上映会:https://door.geidai.ac.jp/info/250211_dmp/)

今回の情報交換や視察で得られた貴重な経験を、来期のマイスタープログラムへしっかり活かしていきます。
(能登学舎 山下)