金沢大学先端科学・社会共創推進機構

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金沢ビジネスプランアワード予選通過しました

VBLの起業・事業化(雇用創出~COC+事業への寄与)支援への展望

-アントレプレナーコンテスト以降の試み-

 

これまでは、ともすればアントレプレナーコンテストは発表会そのものが最終ゴールの感があり、企画する側もそれで一定の満足感に浸っていました。

しかしながら、昨年あたりから参加する学生自身の情熱・意欲が起業、事業化への道筋を企画する我々に求め、それは我々自身への警鐘となりました。

 

すなわち、アントレプレナーコンテストはアイディアがまず、社会ニーズ・貢献(社会の困り事)に発しており、その困り事に対してアントレプレナーコンテストという手順を経て、解決策である製品やシステムを事業化・起業化して社会の困り事への答えとして返さなければならない。それが最終ゴールであるという原点に気づきました。

 

 その手順(試み)を求め、金沢大学と金沢市の「地域包括連携協定」を背景として、下の図のようなアイディア→アントレプレナーコンテスト→金沢市起業コンテスト(CVCKアワード)につなげ、起業までの一連の流れを一気通貫として捉えたいと考えました。

 

金沢市ものづくり産業支援課と協議を重ね、下図のモデルを試みとして今、実行しつつあります。

 今期は、このモデルに基づいて金沢大学VBLアントレプレナーコンテストから下記4件のテーマが平成28年3月2日()に開催される金沢市起業コンテスト(CVCKアワード)に向かっています。ぜひ、成功を期したいと考えています。

 

①光式骨密度計測装置の開発 

理工学域機械工学類 4年 三浦 要

理工学域機械科学科 M2 赤江 景

 

②男性に関するトイレ使用後に覚える不快感への対応策 

自然科学研究科環境デザイン学専攻 M1年 小久保 元貴、雨宮 優和

 

③健康情報拠点としての薬局機能のリエゾンサービス 

医薬保健学域薬学類 4年 吉田 綾乃

 

④勉強を教えない学習塾

人間社会学域経済学類 3年 夏目 莞士

 

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平成28217

著:産学官地域アドバイザー 粟正治