「第5回看護理工学会学術集会」に参加しました
2017/11/02
「第5回看護理工学会学術集会」に参加しました
VBL 産学官地域コーディネーター/ 健康増進科学センター 研究員 粟 正治
2017年10月14日(土)~15日(日)、金沢大学保健学類鶴間キャンパスを主会場に「第5回看護理工学会学術集会/第11回看護実践学会学術集会/国際リンパ浮腫フレームワーク・ジャパン研究協議会第7回学術集会 合同学術集会」が開催されました。
スタッフとしての支援および2つの研究・開発テーマの一員として会議にも参加させていただきました。
1.「リンパ浮腫・弾性ストッキングの研究・開発~石川県地域活性化ファンド事業」
国際リンパ浮腫フレームワーク学会理事長・Chistine Moffat先生(イギリス・ロンドン)およびIsabelle Quere先生(オランダ)にも参加していただき、現在の研究・開発状況を臺 美佐子先生(金沢大学・保健学科)から説明がされ、お二人の先生からのアドバスいただきました。
2.「リンパ浮腫・体積測定方法の研究・開発~金沢市・小規模事業者新分野モデル事業」
上記お二人の先生と金沢美術工芸大学工業デザインの安嶋 諭先生にも参加していただきました。
ソフトウェア開発観点から㈱COM-ONE、および臺先生から研究開発状況が報告され、Moffat先生からは
①現行、測定法が確立されていない。
②首・胸やお腹など測定できないところがある。
3Dスキャンによる測定方法だと、それが可能となる。
③3Dスキャンによる測定方法だと患部形状の比較が可能となる。
などの理由から強い意欲を示され、ぜひ「世界で使いたい。」とのお言葉がありました。
今後は、世界(ILFリンパ浮腫協議会の参加国8カ国)での利用を目指し、さしあたり来年2018年6月のILF国際リンパ浮腫学会(オランダ・ロッテルダム)での発表を目標として活動を進めることになります。
学会会場前にて
Moffat先生、Quere先生と弾性ストッキングプロジェクトメンバー
以上