令和２年度アントレプレナーコンテスト実施報告

ＶＢＬ産学官地域アドバイザー
　　　林　伸市

１．開催概要

(1)日時
　令和２年１１月１４日（土）１４時００分～１７時００分
(2)場所
　自然科学系図書館棟Ｇ１階　Ｇ１５会議室
(3)主催
　金沢大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー
　後援
　国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
(4)審査委員
　米川　達也　株式会社白山　代表取締役社長
　田中　瑞規　株式会社 Heart Language　代表取締役
　濱　　哲史　濱屋総研　代表取締役
　平川　慎一　ＮＥＤＯ　イノベーション推進部 　スタートアップグループ　主幹　
　長谷川　浩　先端科学・社会共創推進機構　ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー長
　古山　渓行　理工研究域物質化学系 准教授
(5)コーディネーター
　粟　　正治　先端科学・社会共創推進機構　産学官地域アドバイザー
　林　　伸市　先端科学・社会共創推進機構　産学官地域アドバイザー

(6)発表テーマ
①「高齢者が投稿する観光情報ポータルサイトによる地域おこしプロジェクト」
　井上　周　自然科学研究科電子情報科学専攻2年
②「大学生によるアイデア提案サービスYouForth」
　寺田　隼大　理工学域電子情報通信学類2年
③「携帯型酸素濃縮器の負担を減らすキャリーの開発」
　紺谷　美友　金沢大学附属高等学校２年
　笹山　裕香　金沢大学附属高等学校２年
　中川　美空　金沢大学附属高等学校２年
　有吉　希生　金沢大学附属高等学校２年
④「埋もれた地方の宝に光あれ」
　足立　椋　　人間社会学域経済学類３年
　竹山　晃平　法学類　 1年
　齋藤　海都　日本大学　経済学部　2年

⑤「放水機能を兼ね備えた次世代消防用ドローン」
　田中　裕之　自然科学研究科環境デザイン学専攻2年
　

２.実施状況

　学内より「アントレプレナーコンテスト」の参加者を募集し応募のあった上記の５テーマについて、学内での研究、あるいは独自のアイデアを基にビジネスプランを作成しました。また、特許等の関係から学内発表として実施しました。
　参加者はそれぞれのビジネスプランをブラッシュアップするため、ベンチャー・ビジネス・ラボラトリーが計画した実践アントレプレナー学(起業家育成セミナー)、個別指導等を経て、起業に必要なスキルを身に着けて、資金計画及び販売計画など事業戦略を練り、ビジネスプレゼンテーション能力を身に着け発表に臨みました。
　発表時間は１０分で行われ、テーマのコンセプト、世の中への貢献度、資金計画など時間内で分かりやすくプレゼンテーションが行われました。

　本年度はNEDO（国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構）から後援を受け、イノベーション推進部 スタートアップグループ 平川 慎一 主幹に審査員に加わっていただきました。新技術開発の観点で優秀な発表には、NEDO賞としTechnologyCommercialization Programへの参加権が得られます。

　審査委員、傍聴者からの質疑を基に審査が行われました。今回の発表は具体的なビジネスプランを検討し、ビジネスの収支計画を立案して発表する、実績と成果を有するものであり、非常にレベルの高いものでした。最優秀賞１組、優秀賞を１組、特別賞1組、NEDO賞1組を発表しました。最優秀賞、優秀賞、特別賞およびNEDO賞の方々は下記のとおりです。

　

３.結果

最優秀賞１点、優秀賞１点、特別賞1点、 NEDO賞１点

最優秀賞
田中　裕之 　
「放水機能を兼ね備えた次世代消防用ドローン」

優秀賞、 NEDO賞
紺谷　美友、笹山　裕香、中川　美空、有吉　希生
「携帯型酸素濃縮器の負担を減らすキャリーの開発」

特別賞
足立　椋、竹山　晃平、齋藤　海都
「埋もれた地方の宝に光あれ」　

　
4.特別講演　

「加賀鳶スプリンクラーの研究・開発」
　　田中　裕之　自然科学研究科環境デザイン学専攻2年
「ブラック・ダイヤモンドの事業化」
　　小林 和樹　自然科学研究科電子情報科学専攻１年

　平成29年度・令和元年年度アントレプレナーコンテスト最優秀賞の受賞者に受賞後について発表していただきました。参加した学生には、身近な先輩の「新しい事に挑戦する姿勢」と「体験談」が今後の活動の参考になったと思います。

　
５.参加者

　　参加者４５名（発表者、審査委員、スタッフ含む）