金沢大学先端科学・社会共創推進機構

知的財産の取り扱い

学内発表会の非公開化について

卒論発表会等において、公開される研究成果に発明が含まれている場合の注意点についてご説明します。

特許出願をお考えの発明について、論文発表などの公開を予定している場合には注意が必要です。たとえ、学内で開催され、学生の研究成果に関する発表会であったとしても、公然知られた発明であるとして、特許権取得できなくなるおそれがあります。そこで、以下の手順を踏まえて、発表会を非公開とすることをお奨めします。

例)卒論発表会・卒研発表会、修論発表会、これらの中間発表等

(注:博士論文については、上記とは取扱いが異なるので、個別にご相談ください。)

【重要】発表を行う前に、まずは発明届出書を速やかにご提出ください。
  (提出先:研究・社会共創推進部産学連携推進課知的財産管理係)

1. 対外厳秘 又は ㊙ を明記。(必須)

  • 予稿集のような発表原稿すべてをまとめた冊子があれば、その表紙に「対外厳秘」または「㊙」と記載。
  • 会場で配布される原稿・プレゼン資料のスライドに「対外厳秘」等と記載。
  • 保管においても、閲覧制限を設ける等、内容が公開されないようご注意ください。

2. 秘密保持に関するアナウンス(必須)

発表会の冒頭で「発表内容について第三者へ内容を漏らさないよう、秘密を守る」旨、参加者全員にアナウンスしてください。

3. 秘密保持誓約書に署名する(できれば)

参加者全員に秘密保持誓約書へ署名をもらってください。秘密保持誓約書のひな形は コチラ です。誓約書への押印は不要です。

※少なくとも①と②の事項は必ず実行してください。③については、できれば実行してください。実施状況によっては難しいこともあるかとは思いますが、知的財産部門としては、①~③を実行して非公開とされることが望ましいと考えております。